年末年始の引越しは避けた方がいい。と、よく聞きますが
仕事が忙しくて年末年始にしか時間が取れない・・・そんな人もいると思います。
避けられない年末年始の引越しなら、行う上での注意点を押さえて、極力ベターな引越しにしましょう。
年末年始の引越しを避けたい理由
年末年始の引越しは、公共機関や電気関連の工事業者などの休みが多いため、できれば避けたほうがよいでしょう。
賃貸業者の営業所が休みであれば、荷物だけを運んだとしてもトラブルがあった時に対応してもらえませんし、電気関連工事業者が休みであれば、エアコンやウォシュレットの取り付け、取り外しができません。
また、対応してもらえたとしても割増料金がかかる可能性があります。特に急がなければならない理由がない限り、12月上旬、1月下旬などに引越し日をずらすようにしましょう。
年末年始の引越し事情
年末年始とひとくくりにいっても、年末と年始では引越し業界の事情が大きく変わります。どうしても年末年始に引越しをするなら、年始がおすすめです。
年末引越し
どうせなら新居で正月を迎えたいと考える人が多いため、年末の引越し業者は非常に忙しく働いています。さらに、繁忙期であるため、料金も割高です。
さらに、普段なら安く済む単身者用の引越しプランなども割高な料金になりがちです。年末シーズンは新築した一戸建てへ引っ越す家族が多く、料金が高めのプランを申し込む世帯が増えます。そのため、同じくらいの時間をかけるなら、引越し業者は割のいい一戸建ての仕事をしたがります。
しかし安いプランをまったく受けないことはできないので、釣り合いをとるため、全体的な値上げをするのです。
また、年末は帰省してゆっくりするという学生バイトが多く、長く業界にいて質のいい作業をしてくれるベテラン作業員も休暇を取得するため、サービスの質が良くない傾向があります。
年始引越し
年始になると引越しラッシュがひと段落するので、引越し業界には閑古鳥が鳴きます。
正月は親戚へのあいさつ回りや帰省のために忙しく、ほかのことに時間を使っている余裕がありません。荷造りや部屋探しなど、かなりの労力を要する引越しを、この時期に行うのは大変です。
さらに、この頃から寒さがより一層厳しくなるので、活発に動こうとする人が減ります。寒さが少し落ち着いて新生活に向けた活動が多くなる2月後半までは、閑散期が続きます。
これらのことから、年始の引越しはかなり安く済ませられる傾向があります。引越し業者が作業をしている姿や、引越しのトラックが走っている姿は、何気なく人の視界に入るだけでも、ある程度宣伝になります。
そのため引越し業者は、割安にしてでも依頼を受けた方が、トラックを無駄に停めておくよりは良いと思っています。
年始は、冬休みで
英気を養ってきたベテラン作業員がたくさんいますし、帰省先から戻ってきたけれどまだ冬休み中という学生作業員も余っています。
また、繁忙期の年末に多い単発バイトとは違い、年始の学生バイトは普段から引越しのアルバイトをやっている人が多いので、かなり質のいい引越しが見込めます。
引越し業者の休み
年末年始に休まず働いている引越し業者もありますが、たいていは数日の休業日を設けています。多くの引越し業者は12月31日から1月3日までを休業日とし、その間は引越し作業はもちろん、コールセンターの受け付けも行っていません。
しかし、福岡・大阪を拠点にしているスマイル引越センターでは
年中無休で年末年始も稼働しているとの事です!
これは本当にすごい事です。
交通事情
年末年始は道路が非常に混み合います。帰省のために車の量自体が増えることはもちろん、普段あまり運転をしない人もハンドルを握って、慣れない遠路を移動します。
そのため、普段ならスムーズに車が通りすぎる道路も渋滞を起こし、ひどければ事故のために通行止めになります。
この現象は、遠距離を移動するために便利なはずの高速道路に顕著で、引越し業者の移動も例外ではありません。引越し業者から到着が遅れる旨の電話が来ても、温かく対応しましょう。
このように、引越し当日は道路事情によってかなり時間がずれることが予想されるので、当日中に荷物が運びきれれば良いくらいの意識をもちましょう。ほかのスケジュールはなるべく入れない方が良いです。
また、交通事情に左右されるのは業者だけでなく、自分たちの移動においても同様です。交通渋滞に引っかかる可能性の高い高速道路での移動は可能な限り避け、できれば電車や新幹線などの公共交通機関を利用するなど、工夫しましょう。
休みをとる業者が多いため、物事がスムーズに進むかどうかを考えると、年末年始に行う引越しはおすすめできません。しかし、新年を新居で迎えたり、年始引越しで料金を安く抑えたりというメリットもあります。
せっかく引越しをするなら、下調べをしっかりとして、満足のいく計画を立てましょう。