引越しの際に引越し業者が荷物を積み終ったら、次は新居へ移動します。

自家用車がないと移動に時間もかかりますし、引越し業者のトラックに同乗させてもらえれば一番良いですよね。

でも、実は引越し業者のトラックに同乗はできません!

テレビドラマや映画で、トラックの助手席に乗って去って行く親友を泣きながら追いかけ見送る・・なんてシーンなどがありますが実際には同乗はほぼ断られます。

引越し業者の行っている貨物運送では乗客を乗せる行為が法律上禁止されているからです。

引越しの際に保険に入る人がほとんどですが、この引越しの保険というのは貨物のみに適用されます。

お客さんを乗せて万が一事故が起きたとしても、お客さんに対しての保証ができないのです。

転居先が近場だったり小規模な引越し業者だと規定も緩くドライバーの善意で同乗させてくれるケースも。

しかし、あくまでもドライバーの独断のため、同乗するのはオススメできません。

自家用車が無く、公共交通機関を利用する人は転居先への到着が引越し業者より大幅に遅れないように気を付けましょう。

公共交通機関を利用する場合、引越し業者に到着予想時刻を伝え時間調整をしてもらいましょう!

作業員も昼休憩を利用して時間を合わせる、荷物を降ろしやすくするための準備をするなどの調整をしてくれます。

しかし繁忙期になると引越し業者のスケジュールが綿密に組まれるので、お客さんに合わせた調整が難しくなってきます。

遅れてしまう可能性がありそうな場合は、事前に相談、確認をしておく必要もありますね。

仕方がない事とは言え、できるだけ時間通りに移動できる手段を選びましょう!

もしもドライバーの善意で同乗できたとしても、万が一事故があった場合、引越し業者は責任を負ってはくれません。

近場への引越しなら徒歩や自転車で行く事も可能ですが、引越し先が遠く長距離となると、必ず移動手段が必要になります。

長距離だからこそ業者のトラックに同乗して、引越し先まで向かう事ができたら良いですが、その日初めて会った人と車中に二人きりというのは、なかなか耐えがたい雰囲気になると思います・・

交通費も浮くと思うと同乗したい気持ちになりますが、転居先までは自力で移動しましょう!